日々これゲームとハイボール

主にスイッチのインディーズゲームや、ゲーム関連のことをよく書きます

【少しネタバレ】ブルージャイアントがめちゃよかったよ

ブルージャイアント、すごくよかった。

頬くらいまで涙出ちまった。潤んだりとか、滲むとかはよくあるんだけど、ティッシュ出して拭き取るくらいの涙は初めてだったと思う。

ジャズのことよくわからないし、楽器のこともよくわからない。

けど、ドンピシャに心地よくめちゃよかったです。

とにかく演奏が熱い!


演者の感情を表すかのような、アニメゆえの演出が多彩。もちろん音楽も、どう表現すればいいのかわからないけど、とても良い!響きます。

そしてこの作者さんは人間の感情の移り変わりを描くのがすごく上手なんです。

初めて宮本大(主人公:まっすぐやろう)がライブでお客に怒られて打ちのめされて、だいぶ後に成長して、そのお客さんを文字通りギャフンと言わせてしまったり

宮本を「経験3年〜〜〜?」とバカにしてた雪也(天才ピアニスト:経験14年)が、彼の演奏を聴いて、本人を一旦帰らせてから泣いたり(悔しさと、凝縮された3年を想像しての涙)

玉田(ドラム:初心者)がジャズってなんかいいな・・・から、俺にもできるかな・・・から、・・・無理だ・・・から、いやくらいつくぞ・・・まで、成長を丁寧に描写するんです。

雪也にめちゃダメ出ししてたソーブルーのお偉いさんに、言いすぎたことを少し後悔させたかのような描写、そこからの少し変わった演奏を見た時の顔。(最後のライブ、このおじさんも少し泣いていてそこもダメだった!)

そんな描写をするとき、みんなしていい顔するんです。
度肝を抜かれた顔だったり、ハッとした顔だったり。
自分もしょっちゅうそうなってました。漫画だと、それをどうしても客観的に見るのだけど、実際に演奏するアニメなので、自分も演奏を聴く、という立場ゆえところどころそんな顔してたように思う。

 

特に最後らへん。玉田のソロ。
主人公じゃないんですよ。玉田は。3人の中の一番素人。前述したようにずっと二人に追いつこうと頑張っていた、二人からしたら気にかける存在。
その彼が最後に大舞台でソロするところ。
ソロ開始少しは動きがなくて、大丈夫か?もう体力使い尽くして失敗しそうでは?と
おもわされる間(そういう描写もそれまでにあったのでなおさら)、

からの

スーーーーっと両手を上げて、からのソロ!めちゃめちゃかっこよかった。ここで泣きました。あきこさんとか、ずっと玉田を応援してたお爺さんとかの顔に引っ張られて、同じ顔で泣いちゃいました。

他二人のソロもそれぞれめっちゃかっこいいんだけど、彼のここが一番来ました。
彼は他の二人と違って、圧倒的積み重ねをしてきた時間が短い。おそらくだけど、才能も二人には劣るのだろう。ずっと足を引っ張りたくないという気持ちを持ちながら食らいついてきた。からのこのシーンです。泣く。大も泣いちゃってたね。

漫画の続きを読むのが楽しみ

映画なもんで、色々端折られているはず。原作ではきっとその感情の描写に細かい点がまだまだたくさんあるはず。なので、引き続き漫画を読むのが楽しみです。今んところ4、5巻くらい。(サンデーうぇぶりで読んでます!)

ちょっとだけ気になるところ。

・原作を読んでいることをある程度前提としている

見なくても楽しめる、とは思う。
けど、関係性の深い人たちがたくさん出てくる。特にラストのライブ。あの人見に来たんだ!となったけど、原作読んでないと誰これ?てなる人いっぱい出てくるはず。。。w

・何故か演奏シーンの大部分がポリゴンぽさを感じてしまうCGになる。

特にドラムのCGがなんかふわふわしてたぞ!まあこの辺は多分予算とかの都合なんだろうな〜〜〜〜最後のライブでは手書きが多かったので。でもちょっと違和感ありありでした。w

・これは悪いポイントではないんだけど、未来の近しい人たちのインタビュー形式はバキ思い出してしまうw

とかとかありつつ、

非常によかったです!サントラあったので買いました。楽しみ!

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